賃貸住宅でお部屋を掃除しないと、退去費用が大変なことになりますのでご紹介いたします!
こんにちは!
本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
サラリーマンと投資活動の二刀流に挑戦している、よしきさんです。
以前のブログで【不動産投資における入居者トラブルリスク】ついてご紹介しました。
こちらのブログ記事になります。
退去されたお部屋を確認するため、玄関扉をあけて電気のブレーカーを入れようと入室した一歩目で、足元にいやな感触がありました。
あわててスリッパをはいて電気をいれてみると、汚れがひどくてヌルヌルと湿っていました。
今までも汚部屋は体験してますが、そんなレベルではなかったです。
フローリングの劣化がヒドイのはともかく、フローリング全体にヌメリ感があり、歩くだけで気持ちが悪くなります。
お部屋の現状回復費用は約50万円になりましたが、なんとか退去者にお支払いしていただくことができましたので、みなさまへご報告いたします。
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1 賃貸住宅の現状回復について
1-1 善良なる管理者の注意義務を確認
建物の賃借の場合には、建物の賃借人として社会通念上要求される程度の注意を払って賃借物を使用しなければならず、日頃の通常の清掃や退去時の清掃を行うことに気をつける必要があります。
フローリング全体にヌメリ感があり、洗濯機バン、システムキッチンなど退去時にまったく清掃がされていないため、善良なる管理者の注意義務違反に該当することが確認されました。
善管注意義務違反はこちらのブログ記事にまとめてあります。
1-2 管理会社より現状回復費用の提案
退去者が善良なる管理者の注意義務違反で全額費用負担となるため、管理会社よりフローリングとクロスの全部張替えが提案されました。
しかし、タバコ部屋の現状回復費用でクロスの全部張替えとフローリングの特殊清掃で32万円ほどかかった事例があるので、フローリングの全部張替えをすると60万円以上かかると思われます。
現状回復費用があまりにも高額になると、もめることが予想されます。
タバコ部屋についてはこちらのブログ記事にまとめてあります。
1-3 大家として現状回復費用の逆提案
フローリング・クロスが新品になることは、大家はとても魅力的な提案です。
しかし、できるだけもめることは避けなければなりません。
そこで1LDKのうち、洋室だけでもフローリングを特殊清掃対応できないか確認しました。
結果、洋室は特殊清掃で対応可能とのことですが、それでも約50万円の現状回復費用となりました。
2 管理会社と退去者との交渉
2-1 退去者へ連絡
現状回復費用の見積もりを説明するため、管理会社が退去者と電話・ショートメールで連絡するも連絡がありません。
毎週2~3回ほどチャレンジするも、音信不通状態でした。
2-2 家賃保証会社へ請求を委託
入居審査時に属性を審査した結果、現状回復費用を家賃3ケ月分まで保証する家賃保証会社へ加入を義務付けしていました。
家賃保証会社へ1ケ月以上音信不通状態を説明して、請求を委託しました。
しかし前払い家賃と家賃保証会社が保証する金額を考慮しても、約15万円は管理会社と大家で交渉を継続することになります。
2-3 連帯保証人へ連絡
退去者が音信不通状態のため、管理会社が連帯保証人に連絡しました。
70歳以上のお母さまですが、「この度はご迷惑をおかけして申し訳ありません。請求書をお送りいただければお支払いします」と、とても丁寧な対応をしていただけたそうです。
退去者ご本人様・連帯保証人のお母さまへ請求書をお送りした結果、お金を支払いいただけました。
3 まとめ
退去者の方も日頃の通常の清掃や退去時の清掃をしていないことは自覚していたようで、現状回復費用の内容を交渉するというよりは、沈黙をつづけて大家側があきらめることを期待していたようです。
どうせなら【フローリングもすべて張り替えればよかったな】と思いました(笑)
しかし、交渉をするための武器(大家の妥協)をもたせることで、あきらめずに管理会社が交渉を継続してくれたことだと思います。
2ケ月以上交渉を続けてくれた管理会社に感謝です。
》最後までお読みいただきありがとうございます《
みなさまのお役にたてればうれしいです。
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