ランクアップ/サラリーマンと投資活動の二刀流に挑戦

株式投資でマイホームの住宅ローンを完済・種銭をつくり、不動産投資で大家業とサラリーマンの二刀流に挑戦しているブログです

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マル経融資制度のメリット・デメリットをわかりやすく整理しました!

こんにちは!

本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。

サラリーマンと投資活動の二刀流に挑戦している、よしきさんです。

 

以前のブログ記事、税金の節税対策と銀行融資の関係についてみなさまと情報共有いたしました。

 

税金の節税対策と銀行融資の関係のブログ記事

yoshikisan.hatenablog.com

  

新築賃貸マンションの事業計画(KM-1)の銀行融資の内諾をいただき、土地の契約をすることができました。

しかしこの事業計画(KM-1)は土地・建物のセット売り商品と違い、高い投資利回りを目指して土地購入から新築マンションの企画しており、さまざまなリスクを負っています。

特に赤道の払い下げに関しては別途契約となっており、あらためて資金計画をしなければなりません。

そのため地元の商工会議所へ事業資金の相談にいってきました。

非常に親切に対応していただき、さまざまな融資制度を紹介して頂きましたので、みなさまへ情報共有いたします。

 

商工会議所 融資制度

 

1 マル経融資制度とは

 

商工会議所は融資をする金融機関ではなく、商工会議所の推薦により日本政策金融公庫から無担保・無保証人で融資する制度です。

 

1-1 マル経融資制度の活用方法

 

商品を購入する資金、従業員への給与支払いなどの運転資金や、車の購入、店舗や工場の改装資金などの設備資金にも活用できます。

 

1-2 マル経融資制度の融資内容

 

筆者の最寄りの商工会議所では

融資限度額:2,000万円

・利率:年1.21%

・返済期間

 運転資金:7年以内(返済開始までの据置期間1年以内)

 設備資金:10年以内(返済開始までの据置期間2年以内)

・特例制度

最初の5年間は0.5%、もしくは約定利率の半分を市から補助してもらえます。

たとえば500万円借りることができたら年間利息は0.5%となり、たったの25,000円となります。

 

1-3 マル経融資制度の融資を利用できる方

 

・1年以上、該当する商工会議所の管轄で事業をしている方

・従業員が20名以下(商業・サービス業は5名以下)の事業所

・税金を滞納していない方

・商工会議所の経営指導を6ヵ月以上受けること

・日本政策金融公庫の融資対象業種

 

商工会議所の経営指導を6ケ月以上受けるためには、商工会議所の会員になる必要があり、筆者の管轄の年会費は、個人で12,000、法人で24,000円からとなっております。

お金を借りる経費としては、かなりお得だと思います。

たとえば500万円借りることができたら、年間利息25,000円、個人であれば年会費12,000円となり合計37,000円です。

 

500万円借りる費用は37,000円となり、なんと0.74%です。

 

また日本政策金融公庫の融資対象外業種は、お金の扱う銀行業や保険事業、パチンコ業などであり、ほとんどが融資対象業種となります。

ただし不動産事業を投資とみなされると融資対象外となるので、売買などを繰り返し行っている方は注意が必要となります。

 

日本政策金融公庫の融資対象業種のリンクを貼っておきますので参考にしてください。

https://www.jfc.go.jp/n/faq/pdf/yusi_m.pdf

 

2 マル経融資制度のメリット・デメリット

 

2-1 マル経融資制度のメリット

 

無担保・無保証人で融資を受けられる

 

通常の融資では経営者が連帯保証人となりますので、企業して倒産してしまうと借金まみれになって、人生がどん底まで転落するイメージがありますね。

連帯保証人になると、倒産し、借入金の返済ができなくなってしまったときは、法人の代わりに経営者が返済を行なっていく必要があります。

 

マル経融資では無保証人なので、万が一、会社が倒産してしまっても、経営者に債務の支払いを要求されることはありません。

マル経融資なら担保や保証人がなくても2,000万円まで借入することができます。

 

経営状態を改善したり、新しいことにチャレンジしたくてお金を借りたいけれども、担保も保証人もなくて悩んでいる方は多いと思います。

2,000万円ものまとまった金額を無担保・無保証人で借りられるメリットはかなり大きいですね。

 

金利がとても低い

 

無担保無保証人のビジネスローンなどと比べて、マル経融資は金利がとても低いです。

一般的なビジネスローンの借り入れは、5%~15%程度となるため金利の負担が大きくなります。

 

マル経融資の場合日本政策金融公庫の普通貸付の金利よりも更に低金利であり、1%前後の金利で資金を借りられます。

さらに市町村からの補助もあります。

 

2-2 マル経融資のデメリット

 

融資実行までに時間がかかる

 

マル経融資は、融資の実行までに時間がかかります。

民間の金融機関や日本政策金融公庫の融資審査は1ヶ月~2ヶ月程度ですが、マル経融資を利用するにあたっては、商工会議所の長の推薦状が必要になります。

 

商工会議所から融資に必要な推薦状をもらうためには、商工会議所の会員になり、商工会議所から原則6か月以上の経営指導を受け、そのうえで事業を黒字化してからでないと推薦状はもらえません。

急にお金が必要になっても利用できる融資制度ではありません。

 

創業から1年以内の事業者は融資を受けられない

 

マル経融資の審査に申し込みには直近2期分の決算書や確定申告書が必要です。

そのため創業して1年以上経過していない場合には、決算書や確定申告の準備できませんので、創業して1年未満の事業者はマル経融資を利用できないということです。

 

3 新規事業を検討されている方の融資制度

 

1年以上事業をしていることがマル経融資制度を利用する条件となっていますので、新規に事業を開始する方は利用できません。

新規事業についても相談したところ、日本政策金融公庫のさまざまな融資制度を紹介していただきました。

 

3-1 新規開業資金

 

新たに事業を始める方、または事業開始後おおむね7年以内の方

 

3-2 女性、若者/シニア起業家支援資金

 

女性または35歳未満か55歳以上の方であって、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方

 

3-3 再挑戦支援資金(再チャレンジ支援融資)

 

廃業歴等のある方など一定の要件に該当する方で、新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方

 

3-4 新事業活動促進資金

 

経営多角化、事業転換などにより、第二創業などを図る方

 

3-5 中小企業経営力強化資金

 

外部専門家の指導や助言、または「中小企業の会計に関する基本要領」の適用などにより、経営力の強化を図る方。

 

日本政策金融公庫は7,200万円(うち運転資金4,800万円)まで融資してくれます。

設備資金は20年以内、運転資金は7年以内(いずれも据置期間2年以内)となります。

注意点はそれぞれ7,200万円(うち運転資金4,800万円)ではなく、日本政策金融公庫の融資合計が限度額となります。

 

金利は担保を提供しない方は2.06%~、担保を提供する方は1.11%~となっています。

日本政策金融公庫の国民生活事業(主要金利一覧表)のリンクを貼っておきますので参考にしてください。

金利情報|国民生活事業(主要利率一覧表)|日本政策金融公庫 (jfc.go.jp)

 

 

日本政策投資銀行 融資制度
 

4 商工会議所とは

 

商工会議所とは会員組織の形態をとりながらも、地域商工業のバランスのとれた発達をはかり、公共性の高い経済団体として営利や特定者の利益を目的とせずに事業を行っています。

中小企業相談所では、「経営改善普及事業」を推進し、中小企業の経営改善について無料で助言・指導をしてくれます。

 

商工会議所は

(1)地域性-地域を基盤としている

(2)総合性-会員はあらゆる業種・業態の商工業者から構成される

(3)公共性-公益法人として組織や活動などの面で強い公共性を持っている

(4)国際性-世界各国に商工会議所が組織されている

という4つの大きな特徴を持っており、全国の商工会議所の会員数は161万を数えています。

日本商工会議所は、全国515の商工会議所を会員とし各地の商工会議所が「その地区内における商工業の総合的な発展を図り、兼ねて社会一般の福祉増進に資する」という目的を円滑に遂行できるよう全国の商工会議所を総合調整し、その意見を代表している団体です。

引用:船橋商工会議所とは | 船橋商工会議所 (e-funabashi.com)

 

 

5 まとめ

 

事業をはじめるにはある程度まとまったお金が必要となりますね。

地方銀行や信用金庫など地域に密着した金融機関もたよりになりますが、経営指導や事業計画まで相談にのっていただけません。

商工会議所は日本政策金融公庫で融資を受けられるように指導もしていただけますので、たよりになる存在だと思います。

事業にはさまざまなリスクがありますが、たよれる相談相手・金融機関がいるとたすかりますね。

みなさまも最寄りの商工会議所へ伺ってみてはいかがでしょうか

 

》最後までお読みいただきありがとうございます《

 

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